FF13 クリアしての感想。
final fantasy 13 クリアしたのでレビュー(ネタバレなし)
結論から言えば評価低めです。なので「FF13 最高だぜ!」という人は気分を害されると思うので、以降は見ないが吉です。
良かったところ
グラフィック
グラについては、正直、アンチャーテッド 2 が出たときは「13、グラで負けるんじゃね」とすら思いました。
が、蓋を開けてみれば、グラ最先端を追いかけようとする FF らしいレベルだったと思います。また、髪の毛が体にめり込んだりすることがほとんど無い等、細かなモーションまで作りこまれていました。
すでに各種洋ゲーのグラが綺麗なゲームをやり慣れている方には、それほど目新しい部分はないと思います。ですが、そういった洋ゲーの雄たちと対等レベルのものを出せたことに感心です。というか今後も頑張ってほしいです。
音楽
使い回し多いけど、使い回している曲はいいです。
悪かったところ
一本道
各所で散々言われていますが、ひどいです。冒険の途中で寄り道を許さない作り。11 章になってようやく寄り道が可能になったと思いきや、物語を進め出したらまたしばらく寄り道できなくなって、一本道。
というか、寄り道以前に場合に拠っては後戻りすらできません。いや、一応ラスト直前で戻れるようになるんだけどね……、本筋の気分転換に寄り道したいっつーのに、今更ねぇ……。
町・村がない
- ダンジョンしかない
- ダンジョン→ダンジョン→ダンジョン→……
- 次どこ行けばいいか調べる作業がいらない
- だから一本道になるんだよ……
- 買い物がさみしい
- セーブポイントで通販みたいな買い方。さみしい。
- パーティメンバー以外との会話がない
- ホントさみしい。村人とかに会って話聞きたい。
と、町がないことのデメリットは上げだせばキリがないのですが、ひとつだけ特に言わせてもらえば「町がないから一本道になるんだよ」ってこと。
大抵の RPG(つーか過去の FF も)では、町とか村とか城とかは分岐点です。住人に話を聞いて、寄り道とかしちゃったり。その分岐点がないわけですから、そりゃ一本道にもなるよ、という。
召喚システム
これがないとしんどい場面は確かにあるんですが、別に操作できる必要性を感じません。めんどくさいだけ。というか、召喚獣必要だったか?
総評
65点。
シナリオに関係せずに作れた部分(戦闘、グラフィック、音楽)については、かなり高いレベルでまとまっているけれど、「シナリオの都合上」に引っ張られる部分(後戻りできない、町・村がない、召喚システム)は失敗しているゲームです。肝心のシナリオも、どんでん返しなく一本道でそれほど……、いや、少なくとも 12 よりはマシでしたが。
戦闘システムがよかったので、酷評はしませんが、逆に言えば、戦闘システムが合わなければ、クリアまで耐えられないゲームです。
まぁ値下がり始まったようですし、今買う必要はないゲームかと思います。